久しぶりのレビューです。
こちらC/C++、Java等仕事で使っていたので、オブジェクト指向プログラミングについては問題なくわかっているレベルです。
今回C#を触ってみようと考えたのは、趣味でunityを使ってみようと考えたからです。
まずこの本の対象とする読者ですが、プログラミング初心者がいきなり手を出すのはやめた方がいいでしょう。リファレンス的な本なので「楽しみながら覚えよう!」といった初心者本ではないです。
最初に手に取るなら「作って楽しむVisual C#超入門」のような難しい事は出来るようにならないけれど、ざっくりとしたプログラミングの楽しさが伝わる書籍を買うべきです。(初心者がひたすらコンソールアプリをビルドしているのを考えると心が痛くなります)
ではこの本の対象読者はというと「C#の初心者を抜け出した人」もしくは「別言語を習熟した人」となります。
対象の読者であれば問題なく読めるでしょうし、トピックも役に立つはずです。
特にJavaが分かっていればかなりスムーズに読めることでしょう。
とはいえ所々にどんな時に使うべきかピンとこない項目はあるものなので、その辺りは実際に開発している最中に有用性に気づくものかもしれません。
短所といえば、仕方のないこととは思いますが、後の章で出てくる項目を読んでからこの項目を読んでください、といった記載が意外と多かったところでしょうか。
要はもう一度読み直すか、もしくは一度読んだ後で開発中に必要に応じて読み返す必要があります。
600ページ以上あるので二度読むのは割と大変かなと。
全体としては読みやすいので、そばに置いてPCをポチポチしていこうと思います。
読んだ人の参考になれば幸いです。